2011/02/28

シュルレアリスム展

国立新美術館の
シュルレアリスム展-パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による-を観てきました


2月の最終日だというのに、この間なんて20℃越えたというのに、今日の寒さったら・・・
しかも雨

白い息を吐きながら、傘を持つ冷えた手を愛おしみ、耳元ではPETROLZの雨をひたすら繰り返し
(ちなみにこちらのアコギバージョンです、CDより切なさ増、でも大好きで大好きで胸がきゅうーっとなるとっても美しい曲 Nagaoka Ryosuke(PETROLZ) / "雨" )


やっとこさ着きました



チラシに書いてあるこの一文に、久しぶりにぐっと惹かれました

「いとしい想像力よ、私がおまえのなかでなによりも愛しているのは、おまえが容赦しないということなのだ」
(「シュルレアリスム宣言」より)


シュルレアリスム(超現実主義) 超現実とは、過剰なまでに現実、という意味

偶然性、夢、幻想、神話、共同性などを鍵に人間の無意識の世界の探求を行い、日常的な現実を超えた新しい美と真実を発見し、生の変革を試みるもの(HPより抜粋)

芸術運動としての始まりは1924年の「シュルレアリスム宣言」 当時28歳の詩人アンドレ・ブルトンにより発されました



今回作品が展示されている作家は、

アルベルト・ジャコメッティ
彫刻が4点かな?ありました、その中のひとつ
「テーブル」1933/1969年


他にも
「喉を切られた女」は強烈なインパクトでした


サルバドール・ダリ
「部分的感覚:ピアノに出現したレーニンの六つの幻影」1931年





ジョアン・ミロ
「シエスタ」1925年



シエスタってタイトルがもう既に良いですね (スペイン語で昼寝、心地よさそうに見えてくるよ)



マルセル・デュシャン
デュシャンといえばトイレ  いや失礼、「泉」が有名ですが


今回はこちらの
「瓶掛け」1914/1964年再制作
が展示されていました 意外と大きくて存在感あります



ルネ・マグリット
「秘密の分身」1927年



マグリットは
以前豊田市美術館で観たこれを描いた人です





他にも
アンドレ・マッソン/ジョルジョ・デ・キリコ/マックス・エルンスト/マン・レイ などなど
ピカソの作品も一点ありました

コラージュや映像、あと 紙を4つに折ってそれぞれ別の人が描くやつ(名前なんだっけ)
もあって、面白かったです

ちなみに映像は4作品だったかな・・・?
マン・レイのヒトデ
ルレ・クレールの眠るパリ
ルイス・ブニュエルのアンダルシアの犬/黄金時代



シュルレアリスムの作品って正直 なんじゃこりゃって思っちゃえばそれで終わりかもしれませんが  私は好きです

なぜかというと
描き手が伝えたいもの(葛藤、苦しみ、憎しみ、悲しみ、喜び、幸福)が素のまま 剥き出しで見えるからだと思うんです
色々なものを削ぎ落として感情だけを抽出している様な


中学の時、美術の授業で初めてピカソのゲルニカが描かれた背景を知ったのですが
その時の衝撃は今でも忘れません

写真で残虐さを伝えるよりもっと 響くものがあると思いました
描き手がこの惨劇にどれだけ憎しみや憤りを持っているか その感情が痛いほどストレートに伝わってきました



ただ余りにも独りよがりになってしまうと、全く伝わらなくてなんじゃこりゃな作品になってしまうんですよね
そこがアートやデザインの難しいところだと思いますが(しみじみ)

どんなに強い思いがあっても、伝わらなければ意味がありません
考えすぎてひねった言葉も同じです


そんなことを色々思い出したり、考えたり
なかなかよい雨の日でした

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