2011/02/24

ヒア アフター

今日は夜に少し用事があったのですが、
なんとなくそのまま帰る気分にならず、ふらっとレイトショーを観に行きました

夜だったので静かなものを観たいなあと思い 予告編で一度観たことがある程度でしたが
ヒアアフターにしました




クリント・イーストウッド(監督、製作、音楽)/マット・デイモン/セシル・ドゥ・フランス/ジョージ&フランキー・マクラレン


以下映画の感想、内容を含みますのでご注意ください




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ヒアアフターとは「来世」という意味

手を握ると死者の声が聞こえるジョージ
津波で臨死体験をしたマリー・ルレ
双子の兄(ジェイソン)を亡くしたマーカス


ジョージは幼い頃の臨死体験により不思議な能力を持つようになりますが、こんな能力に果たして意味があるのか、ただの呪縛だと思い悩み
もう一度霊能力者になることを勧める兄から離れ一人ロンドンへ向かいます


マリーは臨死体験で見た光景が忘れられず、バリバリこなしていたはずのジャーナリストの仕事は上の空

休暇をとって執筆活動をすることを機に自らの体験と向き合うことを決意しますが
それにより今までの仕事の地位も、恋人も離れ あの出来事がなければ、と思うようになってしまいます


マーカスは一卵性の兄を事故で突然亡くし、更に薬物中毒の母から引き離されひとり里親のもとへ

何をするにも一緒だった兄の死から立ち直れず
色々な霊能力者を探しては会いに行きますが、満足する答えが見つかりません




そんな3人が偶然にも出会い それぞれの物語が交錯していきます

映画のポスターにもありますが 3人が3人とも違う形で死に触れ、向き合い
そして前向きに生きるということを捉え始めます






と、家に戻ってじっくり整理してみましたが

個人的な感想を言えば
それぞれが希望を持ち始める部分を、もう少し丁寧に描いてほしかったなぁという印象です
なぜ希望を持ったのか、前向きに生きる光を見つけたのか
そのプロセスが少し弱く感じられました


特にラストの ジョージが初めて「未来」をイメージする部分

これこそがもっとも伝えたいことであり、要だと思うのですが 私の場合は家に戻って深く考えて、ようやく感動の波がきました
観てすぐにというより、じわじわくる感じです





少し辛口に言ってしまいましたが
「死」について考えさせてくれる映画であることは間違いありません


この映画には、様々な「死」についての考え方が出てきます
マリーの恋人のように、「電気がバチっと消えたら終わり」という考え方の人も勿論いると思いますが

マリーのように、一度死に近い体験をした人にとっては その考えでは済まないのですよね


「死」を強く意識した人ほど、同じだけ「生」を強く感じるはずです
表裏一体ですね

私も実は今日 珍しく酷い貧血を起こし軽く意識が遠のいたのですが(笑)
正気を取り戻した時は 

アアイキテルヨ・・・って感じでした(片言)



津波とは比べものにならない体験談ですが




またこの映画
身近な人を亡くした方にとっては、涙がとまらないかもしれません

マーカスがジェイソンの言葉を聞いて切なく泣き叫ぶ場面は 私も思わず涙が込み上げてしまいました


私は祖父を二人亡くしていますが 生前もずっと私を気にかけてくれており
亡くなった後も、いつも私を見守ってくれているような気がします

私が無事にこうして生きていられるのも おじいちゃんが危険から遠のかせてくれてるからなんじゃないかなって 本気で思ってます



そんな風に(どんな風)
死というものは身近なテーマであり、誰も解明出来ない事なので 語り尽くせないんですよね

だから なんやかんや言いましたが、観る価値のある映画だと思います


言い忘れましたが音楽が秀逸なのです
その効果もあってか 全体的にはとても穏やかで優しい印象が残る映画でした

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